抜針手術から、1週間。今日は、抜糸とレントゲンです。
術前のレントゲンでは、埋め込んだ金属がハレーションを起こして、化骨は確認できなかったものの、一応、「骨癒合が見られる」との所見。
やはり、折角、4か月間、金属針を埋め込んだのだから、成果が欲しいです。
では、レントゲン。
あれ? ついてない!
なかなかむずかしいなぁと、落胆しつつも、努めて機嫌良く。
私「前よりは、ちょっと近づきましたかね」
先生「そうやね」
私「これで一応化骨でつながって、また離れていくことはないでしょうか?」
先生「一応、ここ、つながってるね」
私「そうですね。ここ、つながってますかね」
確かに、一箇所、もやもやでつながっているようにも見える。
先生「ここ、何か、保護するやつ、つくろか」
私「あ、お願いします」
看護士さんが、金属の装具を持ってきてくれる。
はめてみて、サイズを調節。
先生「案外太いね」
私「すみません」(こういうときすぐ謝ります)
先生は、リハビリの仕方を説明してくれる。
私「第1関節も、力を入れてまげていいんでしょうか?」
先生「関節を持ってやってね。そしたら大丈夫だから。持たずに、曲げようとするだけでもいいかな」
やっぱり、まだあまりついていないんだ。患者の心はガラスのハート。
次はまた1か月後のレントゲンです。
何となく、落ち込みつつ、帰宅してスマホで撮らせてもらったレントゲンを拡大してみると、あれ? ここついてるね。
診察室では、老眼鏡もかけていなかったし、細かいところはよく見えなかったのですが、拡大してみると、確かに1箇所化骨でつながった様子。
先生の話では、一箇所つながるとそこから次第に
骨がつながり出すということだったので、これは良い兆候だ、と急に明るい気分に。
まだ、緒に就いたばかりだけど、この化骨の発生のために
4か月間、金属針で骨を固定していたのですね。
先生は、治り始めた骨を傷つけないように、プロテクターを
つくってくれたんだなと、やっと気が付きました。
だったら「いや〜、骨がつき始めているね」でも良かったような
気もいたしますが、先生は、これからが大事、と
むしろ慎重になられたのだと思います。
感じとしては、少なくとも後半年はかかりそうですが、
先生を信じて頑張ろう、とあらためて思った次第です。
恐る恐る、左手小指に力を入れてみる。
実は、左手小指の爪が、剥がれて新しい爪に生え替わっているので、何ともそれが頼りない感じです。
爪があるから、指の先に力を入れられるんだと、初めて知りました。